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冬の話

 
今週はめっぽう寒い。
でもこの鼻先が痛くなるほどの寒さは懐かしい。
子どもの頃はこれが普通でへっちゃらだった。
水たまりの氷や霜柱を見つけてテンション上がってた。
そんな少年は今やおっさんとなり、風邪やインフルエンザの脅威に怯えながら日々過ごしています。
2月のピカコライブを目前にいろいろ思いを巡らせることの多い日々です。
今夜はこのナンバーをくらえ。



「冬の日の話」

煙突からの煙は海と水平に伸びてゆき、
やがて雲とひとつになりました。

湿気たマッチを何度も擦り、
石油ストーブに火を入れるけれどこいつがなかなか灯らない。
すきま風が磯の匂いをはらませて、
戸をガタカタと鳴らしました。

生きるためには誰もが冬の海に出なければいけない。
いつまでも余所のストーブにあたったり、
誰かの捕った魚を食べてばかりはいられない。

夜が明ける頃生まれたばかりの赤子の蒸気が、
産声と共に部屋に満ちた。
そして今日から母となる者はその汗を拭い、
今日から父となる者はまたいつもの海へと船を出す。

いつのまにか風はやんでおり、
煙突からの煙は垂直に空へと上っていきました。


橘の作文
 
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